車台

Metco Joining & Claddingは、採掘における次のような共通の課題に対する独自の新しいソリューションを提供しています。車台における部品の摩耗は、クローラーの効率低下、燃料コストの増加、牽引力の低下をもたらし、最終的には危険な運転条件につながります。

効率性の向上により、鉱石1トンあたりのコストを低減

リンク、ピン、ブッシング、スプロケット、ローラ、アイドラー、シュー、フレームなど、クローラーの車台部品は次の状況にさらされています。

高応力ガウジング
高応力摩耗
側面荷重
衝撃荷重
高振動
高温および低温
腐食

部品の低寿命化は、運用コストが増加するだけでなく、部品やバックアップ機器で多くの在庫が必要です。高機能材料や肉盛溶接はこれらの部品の保護用として実績のあるソリューションですが、適用するためには特別なプロセスや装置が必要です。採掘設備のOEM、スペアパーツ製造業者、MRO(メンテナンス、リペア、オペレーション)サービス会社は、より簡単に利用できる代替ソリューションを必要としています。Metco Joining & Claddingが提供しています。

車台部品に簡単に適用できる高性能合金

当社の車台部品用の革新的な材料は、従来のGMAW(MIG)、粉体プラズマ溶接(PTA)、レーザー溶接装置を用いて適用できます。これらの高性能合金は、部品の形状と効率を維持します。
例えば、Metco Joining & Claddingのマンガン鋼溶接肉盛材(メテコ8233)は、HRC45～55(溶接時)、HRC60(加工硬化)と高い硬度を実現しています。

メテコ8226は、HRC63～68の非常に高い溶接時硬度を持つ溶接層を提供し、焼入れ・焼戻しされたスチール製グルーザートラックパッド部品の保護に優れた選択です。

このように、これらの新材料は、従来のマンガン鋼肉盛溶接よりも優れています。

高耐摩耗性と高耐衝撃性により、部品の寿命が30%～400%向上します
部品の交換頻度が低いため、設備稼働停止時間の短縮や人件費の削減により、結果として全体的なコストの削減が可能となります
硬化肉盛により、部品形状が維持されます。これにより、設備やトラクション効率を維持し、安全性を向上させることができます
鉱石1トンあたりのコストを低減: 高効率化、交換コスト削減、物流負担の軽減により、1時間当たりのランニングコストや鉱石処理量1トン当たりのコストを低減することができます
当社の材料は、1種類の材料で済み、標準的なGMAW装置で適用できるため、適用が容易です

お客様の事例:

当社は、新たに開発した2種類の材料を異なる鉱山でテストしました。

Metco8233は、ラテンアメリカの銅鉱山と米国の金鉱山で、掘削機のトラクターのハルドックス基材上に施工し、Metco8226は、オーストラリアの鉄鉱山で同じ装置でテストしました。

すべてのケースで、Metco8233またはMetco8226で溶接された部品は、鉱山内の摩耗環境が異なっていても、耐久時間が2倍に達しました。このようにして、掘削機の停止回数を減らし、通常の予防的な計画的メンテナンスの間にグラウザーを交換できました。その結果、掘削量が大幅に向上し、グラウザーの保守や交換にかかるコストが削減されました。

Track pads with Metco 8226 hardfaced grousers

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